平成25年度 県民芸術祭優秀賞受賞
第34回公演/旗揚げ25周年記念公演『こどもの一生』
作・中島らも
演出・楽天十郎
2013.10.26(土)/山形市中央公民館ホール(az七日町6F)
Story
瀬戸内海の小島をレジャーランドにしようと、ヘリコプターを飛ばして視察に
来た、開発会社社長・三友とその秘書・柿沼。2人は、その島にあるセラピー
施設に、治療と称して一週間入院することになる。
ストレスを抱えた女2人と男1人の患者(クライアント)とともに、投薬と催眠術治療で、10歳のこども時代へと意識がさかのぼり…。
こどもに戻った5人は、ひょんなことから「山田のおじさんごっこ」を始めるが、それは………戦慄の物語の幕開けだった!!
鬼才・中島らもが遺した超一級のB級ホラー作品の開演です。
Cast
- 柿沼貞三…海野護慈羅
- 三友社長…松田岳
- 白鳥ユミ…鈴木由美子
- 花柳ジュン…古澤香
- 藤堂…鈴木敏功
- 院長…遠藤丈也
- 看護婦…ぱと
- 山田一郎…楽天十郎
Staff
- 演出:楽天十郎
- 舞台監督:ぶかーん@しん屋
- 舞監助手:会田善己
- 装置:会田善己・阿部一美・
鈴木由美子・早乙女信也 - 照明:丹野由美・本宮佐吉・古澤香・
ジークフリート・キルヒアイス - 音響:煖エあすか・井上広行・
Pu・遠藤太一 - 小道具:松田岳・ぱと
- 衣装:天輝マキ・早川裕子・
野村文代 - メイク:佐藤明夏・丹野由美
- 制作:レイコ・野村文代・遠藤丈也
「25周年」
なにやら劇団旗揚げ25周年だそうです。やっぱり髪密度が薄くなるわけです。
1988年の暮れに「劇団やるべえ」と南原町の回転寿司屋で誕生しました。その頃はまだみんな、お肌もツルツル髪の毛もフサフサでした。
1988年といえばバブル景気真っ只中、僕らもまさにバブル世代。国産高級車やワンレンボディコンが流行り、「ドラクエV」が発売され、近くて遠いお隣の国でオリンピックが開催され、光GENJIやWINKの歌がヒットしていて、でもたぶん僕らは、そんな浮かれた世間に上手く乗れなかった方の組で、今考えると、その分のエネルギーを、劇団で使おうとした訳です。みんな仕事が終わってから集まり、いろんな場所を借り、夜遅くまでワイワイやってました。時間も使いましたし、お金も使いました。
あれから25年です。たくさんの人たちが入団し、そして辞めていきました。
いろんな人がいて、いろんな事件もありました。「劇団内恋愛禁止」と決めたにもかかわらずいつの間にか結婚しちゃったり、大役を貰いながら突然行方不明になっちゃったり、本番前のリハーサルに役者が倒れて公演中止になりかけたり、本番直前まで台詞を憶えなかったり、本番中に舞台で頭を打って起き上がらなくなっちゃったり……。転勤退団に寿退団、1日で退団とか。今年入団したメンバーのご両親が自分より6つも7つも若いと聞いたときの衝撃ときたら…。ほかにもここには書けないような事が山ほどあります。
でも、なにはともあれ、25年です。
その時々の団員、そして今の団員、歴代座長・副座長のみなさん、ありがとうございました。快く稽古に出していただいた団員のご家族・旦那様に奥様、可愛いこども達、ありがとうございました。長い間遅い時間まで稽古場をお貸しいただいた花省花店様、ありがとうございました。
生意気にも劇団を作った僕らにあたたかく接していただき、また県市各団体に推薦していただいた諸先輩劇団の皆様、ありがとうございました。公演の度にワガママを聞いていただいた各ホール関係者の皆様、ありがとうございました。
そして、これまでの公演に足を運んでいただいた皆様、本日ご来場いただきま皆々様、本当にありがとうございました。
あと何年、何回芝居をやれるのかわかりませんが、みんながやるという間はやっていこうと思います。
最後になりましたが、訳あって今年より座長に相成りました。
どうぞよろしくお願いいたします
(座長のご挨拶/公演パンフレットより)
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